「宇都宮の黄ぶな」のこと
昔、宇都宮に天然痘が大流行したことがありました。当時は良い薬もなく、人々は成り行きに任せる以外に方法がありませんでした。
ところが、ある人が田川で黄色の鮒を釣り、これを病気に苦しむ母親に食べさせたところ、不思議にも天然痘が治ってしまっただけでなく、黄鮒を食べた人は病気にかかりませんでした。しかし、黄鮒はそう簡単に釣れるものではありません。そこで「張子の黄ぶな」が作られ、初市で売られるようになりました。
以来当地では、新年に黄ぶなの張子を神棚に飾り、無病息災を祈る習慣が残っています。当最中は、この伝説と伝統にあやかり、身体健全と無病息災を願って平成16年(2004)に創作調製いたしました。
現在、新型コロナウィルス感染が世界中に拡大し、まだ良薬がありません。農耕民族である日本人は古代より五穀豊穣を祈り、平安時代には無病息災を祈ってきました。江戸期には五節供を中心とした無病息災と心願成就の庶民文化が生まれています。
私は、宇都宮の黄ぶな伝説と無病息災の縁起が皆様の心を癒し、最中を味わい愛でていただけましたら本望です。
令和2年9月吉日 最中考案者 田巻秀樹
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栃木県宇都宮市南大通り4-7-20
午前9時30分~午後5時30分
定休日:水曜、日曜不定休
TEL&FAX:028-908-1300
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